ストロークしているキム・ガヨン(画像提供:wowkorea)
ストロークしているキム・ガヨン(画像提供:wowkorea)
「韓国ビリヤードの女帝」キム・ガヨン(38)が、2年ぶりにLPBA(韓国プロビリヤード協会)の頂点に立った。

チャ・ユラム の最新ニュースまとめ

 キョンギド(京畿道)コヤン(高楊)市のピッマル放送センターで開催された「NH農協カードPBA-LPBAチャンピオンシップ」のLPBA決勝戦で、キム・ガヨンは賞金ランキング2位のカン・ジウン(29)を相手にセットスコア4:1で勝利を収め、優勝賞金2000万ウォン(約190万円)と優勝カップを獲得した。3位タイにチャ・ユラムとイ・ウギョンが並んだ。

 賞金ランキング6位だったキム・ガヨンは、2019年12月の初勝利以来、2年ぶりの優勝となり通算2勝、賞金ランキングも2位に上げた。初優勝後、2020~21年シーズン「NH農協カードチャンピオンシップ」、「SKレンタカーワールドチャンピオンシップ」、2021~22年シーズン「ブルーワンリゾートチャンピオンシップ」で決勝まで進んだが、苦杯を喫した。

 一方、準優勝のカン・ジウンは今シーズン「Huonsチャンピオンシップ」の優勝から1か月で再び決勝に進んだが、惜しくも2勝目に手が届かなかった。

 優勝したキム・ガヨンは、インチョン(仁川)でボーリング場を営む父親にボーリングを習い、台湾やアメリカでポケットボール選手として活動した。2004年から米・WPBA大会で12回の優勝と準優勝を果たし、2010年に中国・広州で開催されたアジア大会のビリヤード個人戦で銀メダルを獲得した。韓国でLPBAリーグが始まり、スリークッションに転向して1位のカンボジア人選手スロン・ピアビと共に韓国女子ビリヤードを代表する選手として人気を博している。

 試合後、キム・ガヨンは「3年間の全ての努力と苦労が報われたように感じる。すごく幸せ」と明らかにし、続けて「試合内容では誤球のファウルなどミスもあったが、没頭しすぎてミスをした。それでも自ら崩れずに残りのセットを集中して終えられてよかった」とコメントした。

 一方、PBAの決勝は「世界最強」のフレデリック・コードロン(ベルギー)が歴代決勝戦最高アベレージでチョ・ジェホにセットスコア4:1で勝利し、プロビリヤード初の個人通算4勝を達成し、PBAツアー2連勝と賞金2億ウォン(約1900万円)を獲得した。

[決勝] 「チャンピオンシップ」キム・ガヨン vs. カン・ジウン / 5セット NH農協カードLPBAチャンピオンシップ
[決勝] 「チャンピオンシップ」キム・ガヨン vs. カン・ジウン / 5セット NH農協カードLPBAチャンピオンシップ




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