中国の青少年のうち、身体的・精神的健康問題に悩んでいる人々が増えていることがわかった(画像提供:wowkorea)
中国の青少年のうち、身体的・精神的健康問題に悩んでいる人々が増えていることがわかった(画像提供:wowkorea)
中国の青少年のうち、身体的・精神的健康問題に悩んでいる人々が増えていることがわかった。

きょう(11日)香港のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)によると、中国国家児童センターは最近、6~18歳の児童・青少年に対する調査報告書を通じて「2019年基準で肥満率は24%に達した」と明らかにした。これは、2015年の15.5%に比べると9.5p増加した数値である。

近視の割合も2010年の57%から2019年には68%と、11p増加した。中国の青少年の10人中およそ7人は、眼鏡をかけているということになる。

虫歯の発生率も2010年の15%から2019年には22%と、7p増加した。

中国国家児童センターは「3つの指標をみると、2011~2022年における児童発達における国家計画目標の達成に失敗した」と評価した。

さらには、身体的健康指標が悪化する中、精神的健康状態を表す指標も大きく悪化したことがわかった。

調査報告書によると、昨年発表された全国設問調査で「中国の6~16歳の青少年のうち17%以上が精神的問題を抱えていて、これにより行動的問題も抱えている」ことがわかった。この人口数は約3000万人に達する。

また、この報告書は「より大きな問題は、精神的健康問題により苦痛を受けている児童の数が急速に増えているという点だ」と指摘した。

中国教育科学研究院の儲朝暉(チュチャオフィイ)研究員は「肥満・近視・精神的健康問題などが増えているのは、深刻な大学受験競争の中で青少年たちが過重な学業負担に苦しめられていることが要因だ」と分析した。

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