会議で発言する金富謙首相(左から2人目)=9日、ソウル(聯合ニュース)
会議で発言する金富謙首相(左から2人目)=9日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の金富謙(キム・ブギョム)首相は9日、新型コロナウイルスの防疫に関する緊急関係閣僚会議を開き、最近の感染急拡大を抑えるための措置を話し合った。   金氏は会議で、特別防疫点検と強化した防疫措置を実施しているにもかかわらず、今週に入って新規感染者が7000人台に急増するなど「非常に厳しい危機を迎えている」とし、「現在の感染拡大が続くなら、今よりもっと大きな不便、損害に耐えねばならなくなる恐れもある」と述べた。 また、感染力が強いとされる新たな変異株「オミクロン株」に言及し、今の危機を乗り越えて日常回復を継続するためには、国民が防疫規則を徹底して守ることが最も重要だと強調した。韓国ではこれまでに60人のオミクロン株感染が確認されている。 会議では、現在の防疫状況を冷静に評価し、各官庁の現場点検で見つかった改善点を巡り議論したようだ。 ワクチンの接種完了やPCR検査の陰性を証明する「防疫パス」を来年2月から12~18歳にも適用する政府の方針に反発が強まっているなか、これに関する議論があったかどうかにも関心が集まる。会議には教育部や保健福祉部の長官、企画財政部の次官、疾病管理庁長らが出席した。
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