マンションの屋上から男児を投げ落とす…精神疾患を患う女逮捕＝中国報道

合肥市（ほーふぇいし）蘆陽区（ろようく）のとある団地内で、1歳3か月の男児が18階建てのマンション屋上から落下し死亡した。その後警察は屋上から男児を投げ落としたとして、容疑者の女Aを逮捕した。

11月28日午前、女Aは母親と共にケーキ屋を訪れていた被害者B君を、母親が目を離した隙に連れ去った。そのまま事件現場の団地内マンション屋上にB君を連れて行き、階下に投げ落としたものと見られている。

B君は救急搬送されたが、同日午後6時に死亡が確認された。現在女Aは蘆陽警察に逮捕され、刑事拘留されている。

その後現地メディア「澎湃新聞」の取材で、女Aは両親が離婚しており、母親と2人で暮らしていたが、母親が病気で亡くなった後は1人で暮らしていたことが分かった。また、彼女は2018年に「精神障がい者」認定をされている。

地域住民の話によると、女Aは30代前後に見え、ここ数年仕事には就いておらず生活保護費を支給され暮らしていたようだ。5～6年前に母親が亡くなってからは、時々父親が娘の様子を見に家を訪れていたようだが、父親の姿をはっきりと覚えている住民はいなかった。

現在蘆陽警察はこの事案を捜査中であるが、女Aの犯行動機や精神鑑定申請の有無については、いまだ明らかにしていない。

被害者B君の家族は「澎湃新聞」に対し、「事件後から今まで、容疑者の家族からは何の謝罪も、連絡もきていない」と話した。家族は警察の捜査結果の報告を待っている。