「終戦宣言」に米国と中国が支持する中、中国が北朝鮮を説得することができるかが「実現」の鍵となる(画像提供:wowkorea)
「終戦宣言」に米国と中国が支持する中、中国が北朝鮮を説得することができるかが「実現」の鍵となる(画像提供:wowkorea)
「終戦宣言」というパズル完成のための4つのパーツのうち、米・中・韓という3つのパーツは合わさった。残りの1パーツは「北朝鮮の参加」である。終戦宣言実現は、中国が「血盟」である北朝鮮を説得することができるかどうかにかかっているものとみられる。

きょう(4日)青瓦台(韓国大統領府)によると、楊潔チ 中国共産党外交担当政治局員は今月2日、青瓦台のソ・フン(徐薫)国家安保室長と会い「韓国政府が推進している終戦宣言を支持する」と語った。

2人はまた「北朝鮮との対話再開に努力を傾ける中、朝鮮半島情勢が安定的に管理されることが需要だ」として互いに共感した。

ケイ海明 駐韓中国大使は先月22日メディアとのインタビューで、終戦宣言の締結について「中国は(朝鮮戦争)停戦協定の署名国だ。そのため中国と相談して進めることが適切だ」とし「中国と相談することが正しい」と語っている。

韓国と北朝鮮は、公式には「終戦」ではなく「休戦」状態を70年ちかく続けている。1953年に米国・北朝鮮・中国が停戦協定を結んだことで朝鮮戦争は停止されたが、これは「交戦状態を中止する」という意味で「戦争が終わった」ということではない。

ムン・ジェイン(文在寅)大統領は任期をあと5か月残す中、「終戦宣言」が実現されれば、文大統領は「およそ70年間続いた戦争を終わらせた大統領」となる。

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