WHO(世界保健機関)は3日(現地時間)「新型コロナウイルス感染症の新たな変異株“オミクロン”に関連した死亡報告はまだない」と明らかにしたと、フランス“AFP通信”などが報道した。

WHOの報道官はこの日、スイス・ジュネーブで取材陣に対し先のように語った。

この報道官は「オミクロン株は増加していて、オミクロン株が優勢変異株になる時が来るかもしれない」とし「しかし現時点での優勢変異株は、依然としてデルタ株だ」と強調した。

WHOの首席科学者であるスミヤ・スワミナタン氏はこの日、ロイター通信のイベントで「オミクロン株の感染力は非常に高い」として、最近新規感染者が急増している南アフリカ共和国のデータを引用した。

スワミナタン氏はオミクロン株への対応について「我々は準備されていなければならず、慎重さを保ち恐怖におびえる必要はない」とし「なぜなら、我々は1年前とは異なる状況にいるからだ」と語った。

WHOのマイク・ライアン緊急対応チーム長は「オミクロン株に合わせて現在の新型コロナワクチンを変えることを指示するだけの証拠はまだない」と語った。

ライアンチーム長は「現在我々は、非常に効果的なワクチンを保有している」とし「むしろ、ワクチンの公平な分配とぜい弱層に接種の焦点を合わせるべきだ」と指摘した。

独バイオ製薬“ビオンテック”のウグル・サヒン最高経営責任者(CEO)は「現在のワクチンが、変異株に対しても重症予防において引き続き効果がある」と語った。また「原則的に、特定された時期に我々はこの新たな変異株に対する新たなワクチンが必要となるだろう」とし「わが社が比較的早く開発することができるだろう」と付け加えた。

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