OECDは韓国の2022年の成長率が3.0%になるとの見通しを発表した(イラスト)=(聯合ニュース)
OECDは韓国の2022年の成長率が3.0%になるとの見通しを発表した(イラスト)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】経済協力開発機構(OECD)は1日、韓国の2022年の実質経済成長率が3.0%になるとの見通しを発表した。9月時点の前回予測から0.1ポイント上方修正した。企画財政部が伝えた。 今回OECDが示した成長率見通しは、国際通貨基金(IMF)の3.3%、アジア開発銀行(ADB)の3.1%より低く、政府予測の3.0%や、韓国銀行(中央銀行)の3.0%と同水準となっている。 OECDが韓国の来年の成長率を上方修正したのは、9月から2回連続。 今年の成長率見通しは4.0%が維持された。米国は6.0%から5.6%に、中国は8.5%から8.1%に、日本は2.5%から1.8%に下方修正されるなど、今年の成長率見通しが下方修正される主要国が多い中、韓国については経済回復の流れが予想通り続くとみなした。 また2023年の成長率見通しは2.7%とした。 OECDは「韓国経済は迅速な新型コロナウイルスワクチン接種にともなうソーシャルディスタンスのルール緩和、輸出・投資の好調、政策効果などで回復傾向が続いている」と評価した。 一方で、「不動産価格の上昇や家計負債増加で金融市場の安定性に対する懸念が高まっている」とし、家計負債を改善するための政策の強化や住宅供給の努力拡大を勧告した。 今後の政策については、経済が完全に回復するまで個人や企業に財政支援を続ける必要があるなどと提言した。 世界経済については、今年5.6%成長し、22年は4.5%、23年は3.2%成長すると見通した。
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