生後20か月の子どもに「性的暴行・殺害」の20代男…検察「化学的去勢」を請求=韓国(画像提供:wowkorea)
生後20か月の子どもに「性的暴行・殺害」の20代男…検察「化学的去勢」を請求=韓国(画像提供:wowkorea)
検察が、生後20か月の子どもに性的暴行を加え殺害した容疑を持たれている20代の男性に対し、「性衝動薬物治療」(化学的去勢)命令を請求したと伝えられた。

1日法曹界によると、テジョン(大田)地検は先月24日に児童虐待殺害と13歳未満の未成年者強姦(ごうかん)などの容疑を持たれているヤン被告(29歳)に対し、薬物治療請求のための公訴状を提出した。

化学的去勢は性衝動を抑制する薬物治療の方法で、周期的に注射を打ったり投薬して男性ホルモンの生成を抑制し性欲を減退させる。

性犯罪者のうち再犯の可能性がある19歳以上の性倒錯症の患者が治療の対象で、検事が請求すると精神科専門医の診断と鑑定を経て裁判所で治療命令を下すことになる。

これに先立ち、大田地方裁判所はコンジュ(公州)治療監護所側からヤン被告の精神鑑定書を受け取った。この鑑定書には、小児性嗜好症など性欲と関連し正常基準を外れた判定結果が含まれていたことがわかった。

ヤン被告はことし6月15日、酒に酔った状態で約1時間、同居していた女性の娘に布団を覆いかぶせ、数十回も拳で殴ったり足で踏みつけるなどの暴行を加え死亡させた後、女性とともに遺体をアイスボックスに入れ、自宅のトイレに隠した容疑で裁判にかけられた。

また、子どもを殴るだけでは足りず、太ももを両手でつかんでへし折り、壁に叩きつけ、女性にトイレなどに行くように言った後、子どもに性的暴行を加えたと検察は伝えた。ヤン被告は虐待殺害などの犯行後、警察の追跡から逃走する過程で金品まで盗み、追加起訴された。

裁判部はきょう午前、ヤン被告と女性に対する公判を開く。
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