7月に慶尚北道・安東にあるSKバイオサイエンスの工場から出荷されたワクチン。同ワクチンは英アストラゼネカが開発し、SKバイオが製造を受託した(新型コロナウイルス予防接種対応推進団提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
7月に慶尚北道・安東にあるSKバイオサイエンスの工場から出荷されたワクチン。同ワクチンは英アストラゼネカが開発し、SKバイオが製造を受託した(新型コロナウイルス予防接種対応推進団提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は30日、フィリピンに供与する英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチン53万9000回分を載せた航空便が現地に到着すると発表した。航空便は前日に仁川国際空港を出発した。 韓国政府は新型コロナウイルス禍に対する世界的な共同対応に加わる必要性や、国内のワクチン接種状況、各国の要請、在外国民の安全確保などの観点から開発途上国にワクチンを支援してきた。 政府が新型コロナワクチンを支援した国はベトナム、タイ、イランに続きフィリピンが4カ国目となる。 先月12日にはベトナムに110万回分、タイに47万回分のアストラゼネカ製ワクチンを供与し、イランにも同月25日に100万回分を供与した。今月4日には再びベトナムに約29万回分を供与した。 4カ国のうち3カ国が東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国であるのは、新南方政策を推進するうえでASEANとの協力が必要であることを考慮したものとみられる。 外交部は「今回の供与が世界各国の新型コロナへの対応の努力や、韓国とフィリピンの友好協力増進に寄与することを期待する」と表明した。
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