「コービットタウン」(画像提供:wowkorea)
「コービットタウン」(画像提供:wowkorea)
SKテレコム(SKT)傘下の投資会社SKスクエアが、暗号資産取引所のコービットに900億ウォンを投資し、ネクソンの持ち株会社NXC(48%)に次ぐ35%を保有することとなった。

SKスクエア側が明かした投資理由は「次世代プラットフォーム市場に先駆ける」というものだ。現在はプラットフォームが中央管理となっているが、将来はブロックチェーン(分散型台帳)やメタバースが中心になると説明している。

好調の情報通信技術(ICT)企業が、暗号資産取引所に投資する理由は2つ。1つは暗号資産取引所市場への進出を通じ将来的に金融市場へ挑戦すること、2つ目は非代替性トークン(NFT)やメタバースなど新たなプラットフォームサービスとの相乗効果を高めることだ。

ICTの技術力を基盤とした金融市場への進出は、暗号資産取引所の法的地位を明白にしている「特定金融情報法」の通過と、暗号資産に対する課税が2023年まで猶予されたことでより注目されている。

またメタバースやNFTとの相乗効果が生まれる点にも関心が集まる。

暗号資産取引所を運営するドゥナムが「BTS(防弾少年団)」の所属事務所ハイブとの持分交換の後、BTSの限定版デジタルアルバムをNFTで作ることとした点、またSKスクエアがコービットに投資することによりメタバースプラットフォーム「イフランド」の利用者が暗号資産を簡単に取り引きし、また知的財産(IP)などの暗号資産を、コービットが運営する「NFTマーケット」で手軽に買い、所蔵できるようになった点も、同様の意図で行われるものだ。

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