韓国では22日から学校の全面登校が始まったが、学生の新型コロナ感染者数は急増している(画像提供:wowkorea)
韓国では22日から学校の全面登校が始まったが、学生の新型コロナ感染者数は急増している(画像提供:wowkorea)
韓国ではきょう(22日)から全国の学校の全面登校が始まったが、学生の新型コロナウイルスによる感染者数が急増していることが改めて確認された。新型コロナの発生から2年ぶりに再開された全面登校に対し、期待と不安が交錯している状況である。

きょう韓国教育部(文部科学省の旧文部省部門に相当)によると、ここ1週間(11月11~17日)における一日平均の学生の感染者は362.6人と集計された。

さらに17日には502人の新規感染者を記録したことで、今月2日(524人)につづく2番目に多い一日の新規感染者数となった。

以前は学生の一日の新規感染者数は300人台以下であったが、10月末からは300人台へと増加している。

保護者と学生・教師などは、学力格差などの懸念から2年ぶりに再開された全面登校がうれしくもあるが、学生の感染者数が最高値を記録する中で実施されたことから、不安な気持ちも入り混じっている。

特に12歳未満はワクチン接種が実施されていないことに加え、12~17歳の接種率は13%にすぎず、全面登校後、学生間の感染は増加するものと予想されている。

このことに対し韓国政府は、大規模イベントや多衆利用施設の出入りにおいて青少年にも「ワクチンパス」を適用する方案を検討している。

また教育部は、自律的なワクチン接種を勧めている一方、青少年の「ワクチンパス」導入も論議している。

このことについて教育部の関係者は「導入を検討しており、今週中に結果を発表する」と語った。

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