現代自動車・大韓航空・KTなど5社、UAM活性化で提携＝韓国

現代自動車、大韓航空、現代建設、KT、インチョン（仁川）国際空港公社が、韓国のアーバン・エア・モビリティ（UAM）産業の活性化に向け提携した。今回は、9月に提携した現代自動車と仁川国際空港公社、現代建設、KTのパートナーシップに、大韓航空が新たに加わりUAM全般に対応するコンソーシアムとして拡大した点に意義がある。

5社は提携により、UAMエコシステムの構築と社会的受容の拡大に向けた活動、UAM産業の活性化に向けた協力、UAM事業ロードマップの共同推進と実証事業、K-UAMロードマップおよびUAMチームコリア活動の共同推進など、多様な分野で協力を進める。

企業別でみると、現代自動車はUAM開発から製造、販売、運用、設備、プラットフォームまで対応する事業モデルを開発し、UAMの試験飛行を支援する。大韓航空はUAMの運航・統制システム開発と旅客や物流、運送サービスの事業モデルに関する研究を進める。

また現代建設はUAMの垂直離着陸用の離発着ターミナル、バーティポートなど各施設の設計と施工、技術開発を行い、バーティポートと陸上交通が連動したモビリティハブのコンセプトを研究する。

KTはUAM通信インフラとデータプラットフォームの開発、モビリティ事業モデルの研究、UAM交通管理システムの開発と実証を進める。仁川国際空港公社は仁川国際空港におけるUAMインフラ構築と運用を担当し、空港シャトルとUAMの管理・運用に関する研究を行う。