中国高官が収賄容疑で公職追放……393億円相当のビットコイン受け取りか=台湾報道(画像提供:wowkorea)
中国高官が収賄容疑で公職追放……393億円相当のビットコイン受け取りか=台湾報道(画像提供:wowkorea)
中国高官がビットコインの取引に関連して共産党を追放された。

 江西省政治協商会議の前副主席・蕭毅(Hsiao Yi)氏が先日、関係者のビットコインの採掘(マイニング)、買春、収賄などを容認した容疑で共産党及び公職から追放された。蕭氏は副主席の任期中に現金22億元(約393億円)に相当する8000枚以上のビットコインを受け取ったとされている。

 中国国営メディア「人民日報」によると、中国中央紀律検査委員会は13日に蕭氏のスキャンダルについて公表。「(蕭氏は)職権を乱用して、国家の産業政策に違反する『ビットコイン採掘』活動を企業に奨励した。その見返りとして金品を受け取り、公正な公務執行に影響のありうる接待を受けた。特定の関係者に対し、職権を利用した利益享受や、権力や財力を利用した性行為などを容認した」などとしている。

 当局は「蕭毅は共産党の政治紀律・組織紀律などに大きく違反し、収賄・職権乱用などの犯罪行為を行った。非常に悪質であるため、厳粛に処分する」と批判。規定により、蕭氏を共産党から除籍し、公職から追放した。また、蕭氏が賄賂として得た財産は、共産党により没収された。

 「星島日報」によると、中国は暗号資産(仮想通貨)の採掘を盛んに行っていたが、エネルギー消費や金融リスクなどを理由に、北京当局が今年に入って採掘の取り締まりを開始した。今回のスキャンダルは、中国で暗号資産採掘に関して政府高官が処分された初めての事例となった。
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