「ウソのがん闘病」で同情集めた悪質歌手、支援金の返金を約束 「飲食店でバイト…最善尽くす」＝韓国

「ウソのがん闘病」を認めた韓国の歌手が、メディアを通じて近況を伝えた。

　韓国メディア「朝鮮ドットコム」は8日、「ウソのがん闘病」を認めた韓国の歌手チェ・ソンボンの近況写真を公開。

　この写真でチェ・ソンボンは、飲食店と思われる場所で皿洗いをしていた。

　チェ・ソンボンはメディアを通して「支援金を返すため、地方にある某飲食店でアルバイトをしている」と近況を報告。

　また「返金しなければならない金額、またいつまで飲食店で働くつもりなのか？」との質問には「返答できない」とし、「言いたいことはたくさんあるが、後日お話しする。いまは、最善を尽くして返金の目途をつけたい」と明かした。

　チェ・ソンボンは2011年、tvNで放送されたオーディション番組「Korea’s Got Talent（コリアズ・ゴット・タレント）」で準優勝し話題を集めた。

　昨年、大腸がんと前立腺がん、甲状腺低下症などで「闘病中だ」と事実を知らせた後、SNSやファンカフェ（ファンサイト）などを通じて、支援金を受け取って活動を続けてきた。そんな中、あるユーチューバーがチェ・ソンボンの「偽がん闘病疑惑」を提起したため、騒動となった。

　疑惑に関してチェ・ソンボンは「物議を醸して申し訳ない」と謝罪し、受け取った支援金を返すと明かしていた。