韓国の新規感染者、4日連続「2000人台」…重症患者・死者も「増加」

韓国では「段階的日常回復（ウィズコロナ）」が今月1日から施行された中、新型コロナウイルスによる一日の新規感染者数は4日連続で2000人台に達した。

中央防疫対策本部によると、きょう（6日）の0時基準での新規感染者は2248人と集計された。これは、その前の日発表の数値より96人少ない数値である。

また、この日の新規感染者の感染経路は、市中発生が2219人、海外からの流入事例が29人であった。

今月から施行されている段階的日常回復により、防疫措置は緩和され移動量が増加したことで、感染拡大の危険が高まっていると分析されている。防疫当局も「当分の間、感染者の増加の流れは避けられない」とみている。

韓国政府は、「感染者の規模」よりも「重症患者の規模」に、より重きを置いて管理する方針である。

しかし重症患者数も最近、顕著に増加している。

この日発表の重症患者は411人で、前日発表数（382人）より29人増加した。重症患者数が400人を超えたのは、ことし8月31日（409人）以降67日ぶりである。

韓国政府は「現医療システムでは、500人以内の重症患者を安定的に管理することができる」とみているが、感染者の増加に備えて前日、首都圏の医療機関に追加の病床確保のための行政命令を下した。

一方、死者数も増加している。この日の0時基準における一日の死者数は20人となり、ここ3日連続で20人台を記録している。