韓国のキム首相「ワクチン未接種者1100万人、ワクチンパスで説得を」(画像提供:wowkorea)
韓国のキム首相「ワクチン未接種者1100万人、ワクチンパスで説得を」(画像提供:wowkorea)
韓国のキム・ブギョム(金富謙)首相が、新型コロナワクチンをまだ接種していない約1100万人に対してワクチンパスを活用して説得していきたいとした。

5日、国会予算決算特別委員会の総合政策質疑において、共に民主党のカン・ソヌ(姜仙祐)議員が「ワクチン未接種者を中心とした病床ひっ迫の懸念がある」と指摘した。

これに対しキム首相は、「18歳以下を除く約500万人には接種してもらうことが望ましいが、様々な理由でそうなっていない」とし、「国民一人ひとりに対しコロナ感染を防ぐためには、ワクチンパスのような方法をとるほかなく、そういう方法で説得していきたい」と説明した。

カン議員はさらに、「未接種者がワクチンを忌避・敬遠する理由は、副反応に対する不安感」だとし、「接種率向上のためには、政府が副反応に責任を負うという姿勢を見せなければならない」と指摘した。また、「来年以降もワクチンの副反応について因果関係がはっきりしなくても支援する必要がある」とした。

これに対してキム首相は、「ワクチンに対する過度な不信感を払拭(ふっしょく)するため、安心して接種できるよう因果関係の根拠が不十分であっても、医療費の支援は来年も継続する」とし、「因果関係が不明な事例の医療費支援も1000万ウォン(約950万円)から3000万ウォン(約2850万円)に引き上げる計画だ」と説明した。さらに、「ワクチン安全性委員会も設置し、安全性と因果関係に関する問題を幅広く検討したい」と付け加えた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 112