「薬物使用+窃盗」“ミルク姫”ファン・ハナ、二審で実刑求刑…「田舎に行って暮らす」と涙=韓国(画像提供:wowkorea)
「薬物使用+窃盗」“ミルク姫”ファン・ハナ、二審で実刑求刑…「田舎に行って暮らす」と涙=韓国(画像提供:wowkorea)
執行猶予期間中に再び麻薬を投薬した容疑などにより一審で実刑を言い渡された“ミルク姫”こと南陽乳業創業者の孫ファン・ハナ被告(33)に検察が原審を維持し実刑を求刑した。

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 28日、検察はソウル西部地裁で開かれたファン・ハナ被告の麻薬類管理に関する法律違反などの容疑で、控訴審結審公判で一審同様、懲役2年6か月を求刑した。

 ファン被告は2015年5月から9月、ソウル市江南区などでヒロポンを数回投薬し、知人に渡した容疑などで拘束起訴された。

 その後、彼女は2019年7月、一審で懲役1年に執行猶予2年、追徴金220万560ウォン、保護観察及び薬物治療などを言い渡され釈放された後、同年11月に行われた控訴審で控訴が棄却されて刑が確定した。

 しかし、執行猶予期間中だった昨年8~12月、ファン被告は夫である故オ某氏、知人ナム某氏、キム某氏とヒロポンを数回投薬した容疑と、キム氏の自宅から500万ウォン相当のブランド服を盗んだ容疑をもたれている。

 この日の公判で検察はファン被告とともに麻薬を投薬した知人が撮影した映像と供述を総合して、麻薬投薬容疑を有罪といえる点と保護観察所の薬物検査の正確性が低い点などを根拠に挙げた。検察は「ファン被告が再び法廷に立たないといえるのか疑問だ」と述べ、原審求刑と同じように言い渡してほしいと要請した。

 最終意見陳述でファン被告は「正直、昨年だけでも私が麻薬中毒であることを認めていなかった。『いつでもやりたくなければやらない』と思っていた」と振り返りながら「私はすでにマスコミに麻薬で塗り固められており、それによって売人たちが近づいているのは事実」と述べた。

 続けて「携帯電話もなくして、田舎に行って一生懸命暮らして、私ができるやりがいを感じることを探して、一生懸命暮らす」と述べ、「これまで3~4年間、睡眠薬や麻薬によりまともではなかった。一度きりの人生なのにとても軽く扱って、死も容易に考えて自分をぞんざいに扱った」と涙を流した。

 また、麻薬をやめると改めて誓ったファン被告は「麻薬より依存した睡眠薬もやめた。麻薬を断つことのできる始まりだと思う。手段を選ばず、薬を絶つために努力する」と述べた。

 被告人尋問の過程で極端な選択をした理由について問われるとファン被告は「あまりにも荒れた人生を数年間生きたようで、罪悪感が深かった」と答えたという。

 ファン被告の弁護人は「被告人が少し年を取ったがまだ子どもっぽさがある。世間のことをよく知らず、ただ善良だ」とし、罰金刑を求刑してほしいと訴えた。

 一方、ファン被告の控訴審判決公判は来月15日午後2時20分に開かれる予定だ。

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