韓国の新規感染者「2000人台」を予想…ハロウィンを控え「防疫緊張」

韓国では「ウィズコロナ」への防疫転換を控える中、新型コロナウイルス感染症の拡散が依然として続いている。きょう（28日）の午前に発表される一日の新規感染者数は2000人台に達するものとみられる。2000人台の新規感染者は、20日ぶりのことである。

防疫当局とソウル市など各地方自治体によると、前日午前0時から午後9時までに新型コロナの陽性判定を受けた新規感染者は計1928人と中間集計された。これは、その前の日同時間帯に中間集計された1855人より73人多く、1週間前（20日）の1256人より672人多い数値である。

中間集計値1928人を地域別にみると、首都圏が1479人（76.7%）で非首都圏が449人（23.3%）であった。

集計を締め切るきょうの午前0時までの夜間における発生推移を踏まえると、きょうの午前発表の最終集計値は2000人台を記録するものとみられる。2000人以上の新規感染者となれば、これは今月8日（2172人）以降20日ぶりの2000人台となる。

中央防疫対策本部は「今週から感染者数が増加する可能性がある」とみている。首都圏中心の流行が続いている状況の中、ウイルスが拡散しやすい冬となり、防疫措置緩和によってさらにウイルスが拡散する可能性があるためである。また今月31日にはハロウィンデーを迎えることで、多様なイベントや集まりを通じた拡散も懸念されている。