韓国の新規感染者2000人に迫る「緊張感を緩めてはならない」(画像提供:wowkorea)
韓国の新規感染者2000人に迫る「緊張感を緩めてはならない」(画像提供:wowkorea)
韓国のクォン・ドクチョル中央災害安全対策本部1次長(保健福祉部長官)が「今日(27日)、新規感染者数は2000人に迫ると見込まれる」と明らかにした。

クォン次長は27日、政府セジョン(世宗)庁舎で開かれた中央災害安全対策本部会議で「過去3週間、減少傾向にあった感染者が、今週に入って再び増加している」と述べた。それとともに「ウィズコロナの安定的な履行のために、われわれ全員が防疫に対する緊張感を再び高めなければならないときだ」と付け加えた。

クォン次長は「特に、今週末“ハロウィンデー”を控え、防疫規則に違反する行為が頻発しないかという懸念が大きい」と述べた。「日常回復の過程で、他国のように感染者数が再び急増しないよう、国民一人一人が防疫規則を遵守するために、先頭に立っていただきたい」と伝えた。

この日午後には、第3次日常回復支援委員会が開かれる。クォン次長は「今回の会議で、委員会は、これまで議論された内容と争点を総合的に整理し、段階的日常回復履行計画という結果物を、政府に提案する予定」とし「政府は、委員会の提案に対して、関係省庁、自治体と追加議論を経て、2日後の金曜日(29日)に、中央災害安全対策本部会議で、最終履行計画を確定、発表する」と説明した。彼は「日常回復の幅を拡大しながらも、防疫を安定的に管理できる、最適なバランスをとるため、最善を尽くす」とも付け加えた。

クォン次長は「段階的日常回復が始まると、ワクチン未接種者は、感染リスクがさらに高まる」とし「特に、室内での活動が多くなり、ウイルスにとって最適である季節であることも大きな要因だ」と懸念した。

それとともに「ワクチン接種対象であるにもかかわらず未接種、もしくは追加接種対象者は、定められた日程に従い、接種をするようお願いする」と述べた。

彼は「疾病管理庁は追加接種計画を立て、発表するよう要請する」とし「病院が重症患者治療に集中できるよう、在宅治療を段階的に拡大し、体制作りをすることが重要だ」とも言及した。

クォン次長は、「段階的日常回復の過程で、感染者数は増加すると見込まれる。これにより重症患者も自然に増えるだろう」としながらも、「今までのように、国民一人一人が防疫規則を守り、ワクチン接種に積極的に参加すれば、期待が現実となり、新しい日常を取り戻した大韓民国になるだろうと信じる」と強調した。

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