現代自動車が7~9月期に営業黒字転換を果たした=(聯合ニュース)
現代自動車が7~9月期に営業黒字転換を果たした=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車が26日に発表した2021年7~9月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は1兆6067億ウォン(約1570億円)で、赤字だった前年同期から黒字転換した。 世界的な車載半導体不足の長期化で販売は減ったものの、製品ミックスの改善(高付加価値製品の販売拡大)効果などが利益を支えた。ただ、韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想(1兆6574億ウォン)は下回った。20年7~9月期は品質管理に関するコスト増などで3138億ウォンの営業損失を計上していた。 21年7~9月期の売上高は前年同期比4.7%増の28兆8672億ウォンだった。営業利益率は5.6%。高級ブランドの「ジェネシス」、電気自動車(EV)、スポーツタイプ多目的車(SUV)など高付加価値製品の販売拡大効果が全体の販売減少と為替の影響を相殺した。同期間の平均為替レートは前年同期に比べ2.6%ウォン高の1ドル=1157ウォンだった。 7~9月期の世界販売台数は89万8906台で前年同期比9.9%減少した。 国内販売は15万4747台で22.3%減となった。SUVタイプの新車販売は好調だったが、個別消費税の引き下げなどで前年同期に販売が大きく伸びた反動があったほか、半導体不足による生産減少も影響した。 海外販売は6.8%減の74万4159台。新型コロナウイルスの流行で昨年低迷した新興国で販売が増えた一方、主要市場での販売が半導体不足による生産停滞で振るわなかった。
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