韓国南部発電の新仁川光ドリーム本部の全景(画像提供:wowkorea)
韓国南部発電の新仁川光ドリーム本部の全景(画像提供:wowkorea)
韓国の産業通商資源部は26日、インチョン(仁川)市ソ(西)区にある韓国南部発電の新仁川光ドリーム本部で「新仁川光ドリーム燃料電池発電所総合竣工式」を開催した。

新仁川光ドリーム燃料電池発電所は、ポスコエナジーと斗山フューエルセルが供給する燃料電池発電機を使い、2017年から4段階に分けて建設してきた計78メガワット(MW)規模の発電所だ。現在稼働中の燃料電池発電所のなかでは世界最大規模となる。

新仁川光ドリーム水素燃料電池事業は、約4年間で3400億ウォンを投資し完成させた水素燃料電池発電所だ。新仁川光ドリーム本部内に所在する液化天然ガス(LNG)火力発電所から排出するPM2.5(微小粒子状物質)を大規模に浄化することで、地域住民に澄んだ空気を提供することが期待されている。

今回設置した78.96メガワットの燃料電池発電所は、毎年約2.4トンのPM2.5を吸収し、約70万人が呼吸できる空気を浄化する。電気生産の過程で副産物として約4万4000世帯が同時に利用できる暖房用温水を生産し、近郊の暖房事業者を通じて安価な熱を安定供給する。

政府は今回の竣工式を機に、世界最高レベルの競争力を持つ発電用水素燃料電池産業のエコシステムを、よりエコで住民に寄り添った分散型電源として進化させられるよう支援していく計画だ。


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