京畿道・利川にあるSKハイニックスの工場(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
京畿道・利川にあるSKハイニックスの工場(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の半導体大手SKハイニックスが26日発表した7~9月期の連結決算によると、売上高は前年同期比45%増の11兆8053億ウォン(約1兆1535億円)、本業のもうけを示す営業利益は同220%増の4兆1718億ウォンだった。  売上高は過去最高だった2018年7~9月期(11兆4168億ウォン)を上回り、最高を更新した。営業利益も、半導体メモリー市場が「スーパーサイクル」と呼ばれる好況期だった18年10~12月期(4兆4301億ウォン)以来の4兆ウォン台を記録した。 証券業界は同社の売上高を11兆8143億ウォン、営業利益を4兆415億ウォンと予測していたが、おおむね予想値通りの結果となった。サーバーやスマートフォン(モバイル)に搭載される半導体メモリーの需要が増え、製品価格が上昇したためと分析される。 同社は、データの一時保存に使うDRAMやデータを長期保存するNAND型フラッシュメモリーなど、主力製品の歩留まり(良品率)を高めると同時に生産割合を拡大し、原価競争力を改善したことで4兆ウォン台の営業利益を実現したと説明。これまで赤字続きだったNAND事業も黒字転換した。 盧鐘元(ノ・ジョンウォン)副社長は、「最近のグローバル供給網(サプライチェーン)の混乱などで懸念があったにもかかわらず、半導体メモリー市場が成長を続けていることを意味する」とし、「今後もメモリー需要は増加を続けるだろう」との見通しを示した。 また、米インテルのNAND事業部門の買収が年内に完了すれば、黒字に転じたNAND事業の競争力がさらに強化されると期待を示した。
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