ストーカー処罰法、施行後5日間で451件通報…拘束事例も=韓国(画像提供:wowkorea)
ストーカー処罰法、施行後5日間で451件通報…拘束事例も=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国でストーカー処罰法が施行されてから一週間も経たないうちに、400件以上の関連の通報があったことがわかった。状況が深刻だと判断され被疑者が拘束された事例もあった。

 26日、警察庁によるとストーカー処罰法が施行された今月21日から25日までに関連の通報が全国で計451件受け付けられた。1日平均113件の通報があったことになる。

 ことし1月1日から今月20日まで関連の通報が計6939件、1日平均24件受け付けられたのに比べ大幅に増加した。

 ストーカー処罰法施行初日の今月21日にはチョルラプクト(全羅北道)チョンジュ(全州)市で元恋人の自宅の呼び鈴を数回押した男性が、ストーカー処罰法により、現行犯逮捕された事例があった。

 また、今月22日にはキョンギド(京畿道)ウィジョンブ(議政府)で3か月前に別れた恋人の家を3回も訪れた男性が逮捕された。ただし、この男性は被害女性が処罰について考えるとのことで、釈放されたと伝えられた。

 ソウルでも初の事例が出た。ソウル東大門警察署は今月24日、元恋人の自宅を訪れ数回、脅迫メッセージやメールを送った30代の男性を立件した。

 京畿南部地域ではストーカー行為が繰り返され、悪質であるため、拘束された初の事例が出たという。

 今月21日から施行されたストーカー処罰法は持続的、反復的にストーキング犯罪を犯した場合、3年以下の懲役に処することができると明示している。凶器などを携帯した場合、最大5年以下の懲役も可能だ。

 これと関連し、ソウル警察庁のチェ・グァンホ庁長は去る25日の記者懇談会で「立法の趣旨が被害者保護に重点を置くこと」とし「112通報履歴をシステム上で徹底的に管理するなど、徹底して法の執行が行われるようにしていく計画」と述べた。


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