韓国政府は、ヤンセンワクチンのブースター接種計画を来週中に発表する予定である(画像提供:wowkorea)
韓国政府は、ヤンセンワクチンのブースター接種計画を来週中に発表する予定である(画像提供:wowkorea)
韓国で、米製薬企業ジョンソンエンドジョンソン(J&J)の製薬部門の系列社“ヤンセン”の新型コロナウイルス感染症ワクチンを接種したが、その効果が疑わしいという懸念を抱いている人たちは、韓国政府によるヤンセンワクチン「ブースター接種」(追加接種)の方針発表が出たことから期待感をもって見守っている。「ヤンセンワクチンは水ワクチンだ」などと物議をかもすなど、接種者たちの間では懸念の声が後を絶たないためである。

防疫当局は、ヤンセンワクチン接種後ブレイクスルー感染(突破感染)する事例が発生し続けたことから「ヤンセンワクチン接種者に対するブースター接種を施行する」と明らかにした。ムン・ジェイン(文在寅)大統領も今月18日、ヤンセンワクチン接種者のブースター接種計画を速やかに立てるよう指示した。

韓国でヤンセンワクチンの接種はことしの6月10日から開始され、最近までで計147万人ほどが接種している。

ヤンセンワクチン接種者のブレイクスルー感染発生率は、他のワクチン接種者よりも高い。最近米国でヤンセンワクチンを接種した軍人62万人の推移を調べた結果、予防効果がことし3月には「88%」であったものが、5か月後の8月には「3%」へと大きく減少したという研究結果が出た。

韓国政府は最近、米国食品医薬品局(FDA)がヤンセンワクチンのブースター接種を承認したことなどを踏まえ、専門家の諮問審議を経て、ブースター接種計画を来週中に発表する予定である。

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