「これはサッカーじゃない」、キム・ミンジェ退場に抗議したフェネルバフチェが「試合放送を中断」

トルコプロサッカーチームのフェネルバフチェが、韓国人選手キム・ミンジェ（24）の退場判定に対して公式声明を発表。また、判定に対する「抗議」の意味を込めて再放送を中断すると明らかにした。

キム・ミンジェ の最新ニュースまとめ

　フェネルバフチェは20日（日本時間）、フェネルバフチェTVを通してトラブゾンスポル・クラブとの試合を再放送していたところ、キム・ミンジェがレッドカードを受けた前半23分以降の試合映像をストップさせ、突然画面が「黒い画面」に。続けて「われわれのサッカーは23分で終了した。これはサッカーではない」と書かれた文字が画面いっぱいに表示された。

　同クラブチームはホームページを通して、同画面を共有した上で「この試合は、審判によって死んでしまった。主審は前半23分、不当にキム・ミンジェへレッドカードを出した」と怒りのコメントを掲載した。

　クラブチームの副会長はこの日、公式ホームページを通して公式声明を発表。「この試合を正常なサッカーの試合として受け入れることなどできないということを改めて強調するため、放送を中断した」とし、「われわれはピッチ内外で自分たちの権利を守るため、最後まで戦うつもりだ」と主張した。

　一方、フェネルバフチェが1点リードしていた前半14分、相手FWのユニフォームを掴んで1枚目の警告を受けていたキム・ミンジェは前半23分、相手選手と競り合う過程でファウルをしたとしてレッドカードが提示された。キム・ミンジェの退場で劣勢に追い込まれたフェネルバフチェは、1-3で逆転負けを喫した。

　試合後もキム・ミンジェに対するレッドカードをめぐり、現地では大きなイシューとなっている。