9月、北朝鮮の飛翔体発射を伝えるニュース(資料写真)=(聯合ニュース)
9月、北朝鮮の飛翔体発射を伝えるニュース(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は19日、北朝鮮が朝鮮半島東の東海に向けて未詳の飛翔体を発射したと明らかにした。同日午前10時20分ごろ記者団に知らせたもので、具体的な言及はなかった。韓米の軍当局が飛翔体の高度や射程などの分析にあたっている。 北朝鮮の軍事力誇示は今年に入りこれで8回目。 北朝鮮は1月の朝鮮労働党第8回党大会で国防力強化に向けた5カ年計画を発表した後、兵器開発を加速している。先月だけで長距離巡航ミサイル、鉄道列車からの弾道ミサイル、極超音速ミサイル、地対空ミサイルと4回、新たな技術を用いた新型ミサイルの発射実験を実施した。今回の飛翔体発射も新型兵器の発射実験の可能性がある。 韓国当局は、北朝鮮による発射実験は新兵器開発のスケジュールに沿ったものながら、国際社会の関心を引く思惑もあると分析する。 現在、韓国と米国、日本の3カ国の北朝鮮問題担当高官は米ワシントンに、3カ国の情報機関トップは韓国・ソウルに集まっている。北朝鮮との対話再開に向けた方策の議論など、北朝鮮問題が主な議題とみられる。 韓国国家情報院(国情院)トップの朴智元(パク・チウォン)院長と米国のヘインズ国家情報長官、日本の滝沢裕昭内閣情報官は19日、ソウル市内で非公開会合を持つ予定だ。 また、韓国外交部で北朝鮮問題を担当する魯圭悳(ノ・ギュドク)朝鮮半島平和交渉本部長と米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表がワシントンで18日(米東部時間)、2国間で協議したのに続き、19日には日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長を交えた3カ国で会談する。
Copyright 2021YONHAPNEWS. All rights reserved. 40