岸田首相、首相就任後初めて靖国神社に供え物を奉納=韓国報道(画像提供:wowkorea)
岸田首相、首相就任後初めて靖国神社に供え物を奉納=韓国報道(画像提供:wowkorea)
岸田文雄首相が首相就任後初めて太平洋戦争のA級戦犯らが合祀されている靖国神社に供え物を奉納した。靖国神社を直接訪問しなかった岸田首相とは違い、退任した菅前首相は靖国神社を訪れて参拝した。

 NHKなどによると、岸田首相は靖国神社の秋の例大祭初日であるこの日、「内閣総理大臣 岸田文雄」と書かれた『真榊』と呼ばれる供え物を奉納した。

 真榊は神棚や祭壇に供えるサカキ(常緑樹の一種)を指す。NHKは関係者の話として「岸田首相はこれまで真榊を奉納したことがなかったが、今回は安倍元首相の対応を踏襲した」と伝えた。

 現地メディアは岸田首相がこの日から2日間にわたって開かれる秋の例大祭の間、靖国神社に直接参拝しない方針だと伝えた。

 靖国神社は、過去の日本の侵略戦争の象徴と認識されている。極東国際軍事裁判によって死刑になった東條英機ら太平洋戦争のA級戦犯14人をはじめ、明治維新後に日本で起こった内戦と日本が過去に起こした数多くの戦争で死亡した英霊を支えている所だからだ。

 時事通信は岸田首相が直接参拝しないことについて「韓国、中国との外交関係への(否定的な)影響を避けようとする意図とみられる」と解釈した。

 一方で前任の菅前首相はこの日、退任後初めて靖国神社を参拝したと共同通信が報じた。菅前首相は参拝後、記者団に対して「前首相として来た」と述べた。菅前首相は在任期間中、周辺国との外交関係を考慮して靖国神社を直接訪問せず、供え物だけを奉納した。

 これは、安倍晋三元首相と同様の対応だ。安倍元首相は2度目の政権期間である2013年に靖国神社を参拝した後、韓国や中国などの周辺国から強い反発と非難を受けた。それ以降、安倍元首相は在任中には供物だけを奉納し、退任後には太平洋戦争の終戦日と春季および秋季例大祭時に靖国神社を直接参拝している。今回の秋季例大祭を控えた今月14日にも靖国神社を参拝し、英霊に対する尊敬の意を表明した。

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