米ペンシルベニア列車内で性暴行事件、乗客らは「見て見ぬ振り」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米ペンシルベニア列車内で性暴行事件、乗客らは「見て見ぬ振り」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米国・ペンシルベニアで運行中だった列車内で性暴行事件が発生。しかし事件当時、乗車していた乗客らは「見て見ぬ振りをしていた」との主張が提起され、物議を醸している。韓国メディア「イーデイリー」が18日、報じた。

 16日(現地時間)、ニューヨーク・ポストなどによると去る13日午後10時ごろ、ペンシルベニア州東部のデラウェア郡アッパー・ダービーに向かっていた列車内で性暴行事件が発生したとの通報が現地警察に入った。通報した人物は、列車内の乗客ではなくペンシルベニア南東部交通局(SEPTA)の職員だった。通報者は「列車内にいる女性に何か緊急事態が発生したようだ」と話したという。

 通報を受けて出動した警察は、すぐに被害女性を病院に移送し、次の停車駅で容疑者を逮捕した。容疑者は35歳のホームレスと報じられた。この容疑者は、隣の席に座っていた女性に声をかけながら接近した後、犯行に及んだことがわかった。逮捕後、性暴行などの容疑で立件された。

 しかし、当時車内にいた乗客は事件に気付いて現場を目撃しても、通報せずにいたことが警察の調べで明らかとなった。

 警察関係者は「事件当時の列車内CCTV(防犯カメラ)を確認した結果、容疑者と被害者以外にも車内には乗客がいた」とし、「現在も映像を確認しているが、事件当時に多くの人が介入すべきだった。この事件は、われわれ社会の”居場所”を物語っている。誰がこのようなひどい事件が発生することを許すのか」と強い懸念を示した。

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