大規模ゼネストを控えた週末…「ウィズコロナ」前の最後のソーシャルディスタンス?=韓国(画像提供:wowkorea)
大規模ゼネストを控えた週末…「ウィズコロナ」前の最後のソーシャルディスタンス?=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の全国民主労働組合総連盟(民主労総)が20日にゼネストを控えている中で、防疫当局が「ウィズコロナ(段階日常回復)」への最後の転換点として、コロナ対策警戒レベルを調整した。当初11月初めをウィズコロナ時期だと言及していた政府は、連続する祝日連休と紅葉見物など、全国的に増加する移動量に苦心している様子だ。いつ、どのような方法でウィズコロナが施行されるのか、市民の関心が高まっている。

新型コロナウイルス感染症の感染者数は一週間連続で1000人台を記録し「停滞期」に入ったが、まだ100日以上四桁を脱していない。15日、中央防疫対策本部によると、この日の午前0時基準の新規感染者数は1684人で、このうち国内発生感染者は1670人と集計された。コロナワクチン1回目の接種率は78.4%、接種完了者(2次接種)は62.5%であった。

政府はウィズコロナを控えて発表した最後の警戒レベルの調整案を、18日から30日までの2週間維持すると発表した。読書室・スタディカフェ・会場・映画館運営時間は深夜まで伸ばし、結婚式場の収容人数も緩和した。私的な集まりの人数制限も時間を問わず、非接種者4人を含めて計8人まで集まることができる。ただしレストランやカフェなどはまだ夜10時までの営業だ。

11月初めのウィズコロナ施行を目指して政策樹立に乗り出した政府は、本格的な日常回復の可能性を示唆したが、明確な切り替え時期はまだ未定だという説明だ。先立って13日に発足したコロナ日常回復支援委員会は、本格的なウィズコロナ転換のための防疫政策樹立に乗り出し注目されている。

民主労総は先月30日、ゼネスト決意大会を進行するなど、全面ストライキを公式宣言し、20日を起点に総力闘争に突入するという立場だ。今回のゼネストには約55万人の組合員が参加することが予想される。

ソウル市は、民主労総が申告した集会6件の集会禁止を通知し、警察は、状況に応じて車で壁などを作って厳重に対応するという立場だ。

キム・ブギョム首相は「20日に予告された民主労総ゼネストは、日常の回復を切に望む国民の期待を裏切る危険行為になりうる」とし「今からでも民主労総指導部はゼネスト撤回という大きな決断をしてくれることをもう一度切に要請したい」と述べた。
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