北朝鮮の外務省、「米国と西側諸国こそ人権侵害国家だ…中・露の干渉止めろ」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の外務省、「米国と西側諸国こそ人権侵害国家だ…中・露の干渉止めろ」(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の外務省は11日、米国と西側諸国を「本当の人権じゅうりん者」と批判し、中国とロシアなど、他国の干渉を受けない主権国に対し、干渉を止めるように求めた。

 外務省はこの日の午後、ホームページに米国と西側諸国を非難する内容を相次いで掲載し「民主主義守護、人権擁護の看板の下、彼らの気に食わない国々に武力で侵攻し、殺りくと略奪を日常的に行っている」と非難した。

 反面、中国、ロシア、キューバ、ベネズエラなどの国々で「強引で不法な軍事介入により、当該国の自主権と領土を著しく侵害した。その結果、数多くの民間人が亡くなり避難民も発生、社会経済の発展が甚だしく抑制されている」と主張した。

 「人権問題で他国に訓示し干渉することを好む米国と西側諸国こそ、国際社会から厳しく審判を受けるべき本当の人権じゅうりん者、反人類の犯罪者たち」と非難した。

 さらに中国の新疆ウイグル自治区問題と新型コロナウイルス感染症の責任論で争う米・中の葛藤については、中国を擁護し米国を非難した。

 同国の外務省は「米国と西側諸国が人権問題を口実に中国の内政に公然と干渉している。さまざまなデマを流し、新疆ウイグルの内部を混乱させようとするのは、社会主義国家である中国を国際的に孤立させ、共産党の指導体系を崩すことで中国を分裂・崩壊させる、究極的な目的がある」と主張した。

 また新型コロナの責任論をめぐる米・中の葛藤を意識し、「米国は他国に対する監督を云々する前に、彼らの公開性と透明性を国際社会から検証を受けなければならない」と付け加えた。
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