サイパンに続きシンガポールも隔離のない旅行が可能に＝韓国

サイパンに続き、シンガポールも隔離のない海外旅行が可能となる。

8日、韓国の国土交通省は8日午後3時に行われた両国の航空担当主務省庁長官間のビデオ会議を通じて、韓国-シンガポール間の「旅行安全圏域」（ワクチン接種者の入国検疫緩和）に合意したと発表した。

韓国-シンガポール間の旅行の安全圏域は、現行の両国での入国隔離などで、事実上、旅行が制限されている状況を解消するために、これまでに文化体育観光部、外交部、保健福祉部・疾病管理局など防疫当局と緊密な協調を経て推進されてきた。

今回の合意を通じて、両国国民の内、ワクチン接種完了者は11月15日から相手国訪問の際、隔離なしで比較的自由に旅行ができることとなった。

外交部も、両国間の予防接種証明書の相互認定に別途合意した。これは両国の間の予防接種証明書を相互に認定する最初の事例であり、今後、両国間の旅行の安全圏に伴う隔離緩和実施の制度的基盤になるものと思われる。

また両国は、相互承認対象のワクチンの範囲は世界保健機関（WHO）緊急使用の承認ワクチンということで合意した。

こにより両国間の旅行者は、▲予防接種証明書の相互認定の合意に基づいて発行されたコロナ予防接種証明書▲一定時間内のコロナ検査陰性確認書▲入国後、感染時にコロナの治療費のコストを保証する旅行保険証書▲ビザなどその他入国に必要な書類を所持しなければならない。

キム・ジャンホ観光政策局長は、「今回の韓国-シンガポール間の合意は、一般的な旅行目的で入国する個人旅行者のための隔離免除を初めて実施することで、自由で安全な国際観光の再開を通し、訪韓観光を活性化し、観光・航空産業回復を牽引する契機になるだろうと考えている」と語った。