韓国の新規感染者「1575人」…きょうから青少年のワクチン接種予約開始(画像提供:wowkorea)
韓国の新規感染者「1575人」…きょうから青少年のワクチン接種予約開始(画像提供:wowkorea)
韓国の新型コロナウイルス新規感染者は5日午前0時基準で1575人を記録した。連休により総検査数が減少したことで、感染者数も減少傾向を示した。ただ、普段の平日の検査数が反映される週の後半には感染者数が再び大きく増加するものとみられる。キム・ブギョム(金富謙)首相は、最近「ワクチンパス」をめぐり論争が起きていることについて、「未接種者に対する差別や疎外が発生しないようにすることも重要だ」と言及した。

中央防疫対策本部によると、同日午前0時基準で新規感染者は1575人と集計された。国内発生の感染者は1557人、海外流入の感染者は18人で、累積感染者は32万1352人だ。

重症者は346人、死亡者は11人で、累積死亡者は2524人(致命率0.79%)だ。

新型コロナウイルス予防接種対応推進団は、5日午前0時基準で新たに2万5355人がワクチンを接種し、計3973万9505人に対する1次接種を終えたと明らかにした。1次接種率は77.4%だ。接種完了者(2次接種者)は20万9328人で累積2722万5977人、53.0%だ。

同日の国内発生基準の首都圏感染者は1119人で感染者全体の71.9%を占めた。具体的な地域別の感染者現況は、ソウル518人、キョンギ(京畿)道496人、インチョン(仁川)105人だった。このほか、プサン(釜山)46人、テグ(大邱)49人、チュンブク(忠北)44人、キョンブク(慶北)57人、キョンナム(慶南)70人など、全国で感染者が発生した。

金首相はこの日、政府ソウル庁舎で開かれた新型コロナウイルス中央災難安全対策本部会議で、「きょうから青少年のワクチン接種予約が開始される」とし、「最近、学校の内外で学生の感染者が急増しており、子どもたちのワクチン接種について父母たちは悩んでいるだろう」と伝えた。

金首相は、「ワクチン接種の効果は明らかで、米国など海外のさまざまな国でも青少年を対象にした接種が施行されている」とし、「医療界でも基礎疾患のある青少年や高危険群の家族とともに生活する青少年に対し、接種を積極的に勧告している」と説明した。

続いて、「疾病庁と教育当局は、父母の立場や青少年の目線で海外各国の接種動向など正確な情報を提供し、ワクチン接種に対する負担と心配を和らげるための努力をさらに強化してほしい」と求めた。

これとともに金首相は、「最近、いわゆる『ワクチンパス』に対する論争が起こっている」とも言及した。そして、「接種完了者の日常回復を積極支援する方向で制度が設計されなければならないが、未接種者に対する差別や疎外が発生しないようにすることも重要だ」と伝えた。
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