「お前はゴミだ」の言葉に怒り、13歳年下の妹を数十回刺して殺害した30代男性に重刑判決=韓国(画像提供:wowkorea)
「お前はゴミだ」の言葉に怒り、13歳年下の妹を数十回刺して殺害した30代男性に重刑判決=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で、自身を蔑視したという理由で13歳年下の妹を凶器で殺害した30代の男性が控訴審でも懲役16年を宣告された。

2日、法曹界によると、ソウル高裁刑事3部は殺人容疑で起訴された李某被告(39)に1審と同じ懲役16年の判決を言い渡した。

李被告は今年1月25日、キョンギド(京畿道)の自宅で13歳年下の妹Aさん(26)を数十回刺して死亡させたとして起訴された。

事件当時、李被告は妹から「お前は家族ではない。お前はゴミだ」などと聞いて激怒し、犯行に及んだという。犯行後、李被告は妹の遺体を7時間ほど放置した。

事件前日にも李被告は、妹が母親に「あんなのが私の兄さんだなんて、兄さんの病気はひどくなっているみたい。病院の治療をもっと受けないと」と言ったことを聞き、悪感情を抱いていたことが分かった。

李被告は10代のころから強迫性障害などで精神科治療を受けてきた。1審で被告は「普段、服用していた薬の配分量が2倍になり、心身微弱状態だ」と主張した。

しかし、1審・2審とも事件当時の李被告は心身微弱状態ではないと判断した。

1審では「薬を2倍多く飲んでも副作用は眠気やふらつき、精神の朦朧程度にとどまる」として、懲役16年の判決を言い渡した。

2審もまた「この事件は被告が13歳年下の妹を殺害した反倫理的犯罪だ」とし「犯行の手口が非常に残酷である上、被告は犯行直後に被害者を救助しようともせず、7時間以上放置して責任を回避した」として李被告の控訴を棄却した。

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