“ラッパーの息子が無免許運転・警察官暴行”韓国最大野党議員、「議員職はく奪」請願20万人が同意

無免許運転をして飲酒測定を拒否し、警察官に暴行を加えたとして逮捕されたラッパーNO:EL（本名:チャン・ヨンジュン、21）容疑者が警察の取り調べを受ける中、父親のチャン・ジェウォン議員の国会議員職をはく奪すべきだという国民請願に20万人以上が同意した。

　先月23日に始まった「チャン・ヨンジュンの父親チャン・ジェウォン国会議員職のはく奪を望む」というタイトルの青瓦台（大統領府）国民請願は掲載から8日後の10月1日午前10時30分基準、同意人数20万2100人を超えた。これにより、政府はチャン議員の議員資格はく奪に対する答弁をせざるを得なくなった。青瓦台国民請願は1か月内に20万人が同意した請願に対して、青瓦台の関係者や関連省庁で公式答弁を行う。

　請願者は該当請願で「チャン・ヨンジュンが無免許運転、飲酒運転、運転手すり替え、暴行、公務執行妨害など犯罪行為を犯すことに自信があったのは、彼の国会議員の父親チャン・ジェウォンが存在したため」とし、チャン議員の議員職はく奪を促した。

　さらに「飲酒運転は殺人行為という認識が当然視された最近、息子の行為に対して反省し、正さずに大衆の前に出て、欠点がないように他の政治家だけを非難することは、国会議員として到底品格が感じられない浅はかな行為だ」と激しく非難した。

　波紋が広がるとチャン議員は、「息子は成人として自分の過ちに対していかなる処罰も甘んじて受けなければならないだろうし、息子の問題に対して国会議員としていかなる影響力も決して行使しない」と立場を明らかにし、先月28日にユン・ソクヨル（尹錫悦）前検察総長陣営総合状況室長を辞任した。