韓国の統一省は、北朝鮮の金正恩 朝鮮労働党総書記が「南北通信連絡線の回復」の意志を明らかにしたことから「それに備える」という立場を伝えた(画像提供:wowkorea)
韓国の統一省は、北朝鮮の金正恩 朝鮮労働党総書記が「南北通信連絡線の回復」の意志を明らかにしたことから「それに備える」という立場を伝えた(画像提供:wowkorea)
韓国の統一部(省)はきょう(30日)、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が来月初めに「南北通信連絡線の回復」の意志を明らかにしたことから「それに備える」という立場を伝えた。

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統一部の報道官は「政府は当局間の対話が回復し、朝鮮半島情勢が安定される中、様々な懸案を協議・解決していくためには、南北通信連絡線が速やかに回復しなければならないという立場を一貫して固持してきた」と語った。

つづけて「政府は、キム総書記が最高人民会議の施政演説を通じて南北通信連絡線を10月初めから回復させる意志を示したことに対して、備えていく」とし「キム総書記が立場表明を公開したことにより、南北通信連絡線の回復と安定的な運用が期待される」と語った。

韓国政府は、北朝鮮の度重なるミサイル試験発射とキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党第1副部長による南北首脳会談を言及した談話などの状況の中、「南北通信連絡線の回復」に力を注いできた。

イ・イニョン(李仁栄)統一相は前日、ヨーロッパ巡訪のためインチョン(仁川)国際空港から出国する前に、記者たちに対し「どのような場合でも互いが連絡チャンネル・通信線を回復させることは、前後の問題や条件の問題とは関係なく、非常に重要で必ず必要な措置だ」と強調した。

韓国政府は、南北通信連絡線が回復すれば、すでにことしの7月北朝鮮に公式に提案した「非対面のTV会議システム構築問題」から協議するという計画である。

統一部の当局者は「北朝鮮が考えている優先順位と立場があるので、協議しながら論議する議題を整理していく」と語った。

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