北朝鮮が米韓合同軍事演習と戦略兵器投入を永久に中止すれば応じることができるという立場を明らかにした。最近、北朝鮮のキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党副部長が終戦宣言の前提条件として「敵視政策、不公平な二重基準からまず撤回されるべきだ」と主張したことと一脈相通じるように見える。

 北朝鮮のキム・ソン(金星)国連大使は27日(現地時間)米ニューヨーク国連本部で開かれた国連総会の一般討論演説で「米国が真の朝鮮の平和と和解を望むのなら、朝鮮半島とその周辺での合同軍事演習と戦略兵器投入を永久に中止することから対朝鮮敵対政策の第一歩を踏み出さなければならない」と述べた。

 金大使は「米国は朝鮮戦争が70年も終結していない事実に背を向けている。常時的緊張と対立の悪循環を脱することができない根源は米国の対朝鮮敵対政策だ」とし、「現在、米国政府は敵対的意思がないという立場を言葉ではなく、実践と行動で示さなければならない」と強調した。

 「われわれは北朝鮮に対して敵対的な意図がない」とし、条件のない対話を促す米国に対して「言葉ではなく、行動で示すべきだ」と釘をさしたわけだ。金大使は「朝鮮に対する二重基準を撤回する勇断を見せれば、喜んで応じる用意ができている」とし「米国が現段階で敵対政策を撤回する意志を見せていないというのがわれわれの判断」と付け加えた。

 続けて「だからといって、われわれは容赦しない」とし「米国政府が軍事同盟のような冷戦の遺物でわれわれを脅かしたら本当に面白くないこと」と警告した。

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