南北軍事境界線がある板門店に続く道路に掲げられた標識(資料写真)=(聯合ニュース)
南北軍事境界線がある板門店に続く道路に掲げられた標識(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が先週末に2日続けて談話を発表し、南北関係の修復に対する関心をのぞかせたが、北朝鮮は27日も南北の通信回線を用いた韓国からの定時連絡に応じなかった。 韓国統一部によると、北朝鮮はこの日、南北共同連絡事務所チャンネルを通じた午前9時と午後5時の定時連絡に応答しなかった。 また軍関係者も、北朝鮮がこの日、東海、黄海地区の軍通信線を使った午前と午後の定時連絡にも応じなかったと明らかにした。 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が先の国連総会演説で朝鮮戦争の終戦宣言を提案したのを機に、与正氏は24、25日に続けて談話を出し、対北朝鮮敵視政策の撤回などの条件を付けながらも南北関係の修復に対する関心を示していた。 北朝鮮は韓米合同軍事演習の事前演習が始まった8月10日の午後以降、韓国からの通話に応じていない。 韓国側は、南北共同連絡事務所と軍のチャンネルを通じて毎日午前と午後の2回、北朝鮮側に定時連絡を試みている。
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