「イカゲーム」の場面(ネットフリックス提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
「イカゲーム」の場面(ネットフリックス提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】動画配信大手ネットフリックスで配信中の韓国オリジナルドラマ「イカゲーム」が米国の視聴ランキングで韓国作品としては初めて1位を記録した。韓国と米国だけでなく14カ国・地域で1位、英国やフランスなど39カ国・地域では2位につけている。 海外メディアからの評価も高い。米誌フォーブスは「ネットフリックス作品のうち、最も奇異で魅惑的なものの一つ」と評価する外部寄稿文を紹介した。また米タブロイド紙のニューヨークポストのエンターテイメント専門サイトでは、「新鮮なアイディアをスリルあふれるドラマに昇華させた」と紹介し、フランスメディアは「韓国ドラマの古典的な表現から抜け出したサスペンスを提供する」と絶賛した。 「イカゲーム」が世界的な人気を博しているのは、作品の構造や出演者の熱演のほか、昨年の米アカデミー賞で作品賞を含む4冠に輝いた「パラサイト 半地下の家族」のように社会的なメッセージが絶妙に反映されている点が理由として挙げられる。 「パラサイト」と同じように、「イカゲーム」の登場人物がゲームに臨む様子は極めて韓国的でありながらストーリーを伝達する方式は普遍的だ。  オリジナルドラマ「キングダム」などに続く「イカゲーム」のヒットにより、韓国はネットフリックスの主なコンテンツ生産基地になった。 ネットフリックスで韓国コンテンツを総括するカン・ドンハン氏は、「『イカゲーム』のような韓国のすばらしいストーリーを国や言語、文化を超越したエンターテインメントファンたちに伝えたいと思っており、今後も国内のクリエーターと協力して高い水準のストーリーテリングで全世界のファンたちを楽しませたい」と話した。 一方、作品を巡る話題も増加し、日本映画「神さまの言うとおり」との類似点を指摘する声もSNS(交流サイト)を中心に広がっている。これと関連し、ファン・ドンヒョク監督は製作発表会で「最初のゲームが同じというだけで、それほど関連性はない。2008年に構想を始め2009年に台本を書いた時から最初のゲームは『ムクゲの花が咲きました(日本の「だるまさんがころんだ」)』だった。偶然似ていただけで、誰かが誰かをまねたのではない。優先権を主張するなら、私が先に台本を書いたから私だ」と述べた。
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