文在寅大統領の「終戦宣言」について猛非難…「政治宣言」「実体のない平和」=韓国野党(画像提供:wowkorea)
文在寅大統領の「終戦宣言」について猛非難…「政治宣言」「実体のない平和」=韓国野党(画像提供:wowkorea)
ムン・ジェイン(文在寅)大統領が21日、国連総会の基調演説で「終戦宣言」に言及したことについて、野党が一斉に猛非難を浴びせた。

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これに先立ち、文在寅大統領は前日、「終戦宣言は朝鮮半島での和解と協力の新しい秩序をつくる重要な出発点になるだろう」とし「韓国・北朝鮮・米国による3者または韓国・北朝鮮・米国・中国による4者が集まって終戦を宣言しよう」と提案した。

これに対して、野党国民の力のイ・ジュンソク代表は22日、「任期末に新しい提案をするよりは今までしたことをしっかりまとめて、反省すべき点は再検討する過程を経れば良いと思う」と批判した。続けて、「文在寅政府の対北朝鮮政策は初期3~4年間の方向性で相当な誤びゅうを露呈した」とし「トランプ政権が再選に失敗し、今と完全に異なる方向へ行かなければならないという認識が米韓間にできた」と述べた。

キム・ヨンジュ常勤副報道官は論評を通じて「平和は宣言によって訪れるのではなく、実質的な変化、北朝鮮が非核化に向けた意志があることを実際に示す実践的提示があるときに可能なもの」とし「政府は朝鮮半島の真の平和を見つけるために、何を最優先とすべきか正しい解決策を必ず見つけることを望む」と指摘した。

大統領候補者も積極的に前に出た。ユン・ソクヨル(尹錫悦)元検察総長は「終戦宣言は政治宣言だ。非核化を前提とした南北平和交渉という国際法上の効力を持つ協議の手続きを進めることが合っている」とし「終戦宣言をすることになると‘国連軍司令部の解体’や‘在韓米軍の撤収’の主張が直ちに出てくる」と批判した。

ウォン・ヒリョン元チェジュ(済州)知事は「北朝鮮はミサイルを撃っているのに、終戦宣言を提案する月の国の大統領」とし「実体のない‘平和’だけを叫び、具体案のない終戦宣言の提案は文在寅大統領が虚像だけを追っている」と正面から批判した。
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