20日、国会教育委員会所属「国民の力」のチョン・チャンミン議員が、健康保険審査評価院の「年度別年齢別うつ病患者の現況」資料を分析、公開した結果を見ると、昨年のうつ病患者数は83万7808人だった。これは2016年の64万3102人と比べると、30.3%増加した数値だ。
うつ病患者が最も多く増加した年代は20代だ。 2016年の6万4497人から、昨年は14万6977人と、2.28倍増えた。
20代に続いて増加幅が大きい年代は10代だった。 10代のうつ病患者数は、昨年4万8645人で、2016年の2万6165人の二倍に迫った。
昨年に続き、今年もうつ病患者数は大幅に増えるものと予想される。今年7月までに集計されたうつ病患者数は、69万5580人である。昨年一年間のうつ病患者数である83万7808人の83%水準である。
さらに大きな問題は、うつ病が自殺につながるケースである。 10代の場合、うつ病をわずらい自殺を選ぶ学生も増えている。
チョン・チャンミン議員が、教育部(文部科学省に相当)から提供された、最近5年間の市・道教育庁別学生自殺者数の資料によると、2016年108人だった学生の自殺者数は、徐々に増え、昨年は148人と、5年ぶりに37%増加したことが分かった。
学生の自殺者のうち、5年にわたり高校生が最も多いことが分かった。小学生は2016年3人から2020年は6人、中学生は2016年の25人から2020年には50人と、5年前に比べ2倍増加した。
チョン議員は「新型コロナという世界的災難もあり、今年のうつ病患者および自殺の統計指標はさらに悪化すると予想される」とし「国民の心理的困難を細かく察し、心のケア・回復につながる政策作りが急がれる状況」と述べた。
彼はまた、「将来を担う10代、20代でうつ病患者数が急増していることを考慮し、教育部や自治体の積極的な支援策が必要である」とし「対面・非対面相談を拡大するなど、コロナ時代に合わせ、サポート接触面をより多様化すべきである」と付け加えた。
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