感染者で溢れるソウル…漢江公園取り締まり、終電の延長もなしに = 韓国(画像提供:wowkorea)
感染者で溢れるソウル…漢江公園取り締まり、終電の延長もなしに = 韓国(画像提供:wowkorea)
昨年に続き、今年も秋夕(チュソク、中秋節)の重要なキーワードはやはり防疫だ。昨年1月に韓国で初の新型コロナウイルスの感染者が発生して以降、現在まで未曾有の感染症危機が続いているだけに、今年も里帰りを自粛してお互いに離れた場所から気持ちを伝える「アンタクト秋夕」になる見通しだ。

 特に最近、ソウル地域では過去最高レベルの1日700人から800人の新規感染者で溢れている状況で、各自治体やソウル市は防疫ネットワークの管理に総力を傾ける方針だ。

 最近、ソウル市の新型コロナウイルスの防疫は危機に瀕している。19日、ソウル市によると、15日(午前0時基準)、ソウル地域の新型コロナウイルスの新規感染者は808人で、過去最大を記録して以降、700人を超える感染者で溢れ、大流行している。

 ソウル市は、今年の秋夕の連休期間(9月20~22日)に安全に秋夕を過ごせるよう強化された防疫対策を実行する。

 まず、墓参り客の安全のため、追悼施設の運営を制限することにした。このため、連休期間中に家に泊まり家族を追悼できる非対面オンライン墓地チャンネル「サイバー追悼の家」を運営し、室内の納骨堂5か所(市立昇華院1か所、ヨンミ1墓地3か所、ヨンミ2墓地1か所)は運営しないことにした。 また、墓参り客の便宜のために無料で運営していたシャトルバスは運行しない。

 地域間の移動が多くなる連休期間に合わせ、特別交通対策も実施する。 その一環として、これまで秋夕連休に施行されていた公共交通機関の終電時間の延長を実施しないことにした。地方など外部人口の流入が予想されるターミナルは、発熱感知器と独自の隔離所を設置し、感染が疑われる人が発生した場合、直ちに隔離措置する予定だ。特に人が集まる待合室、チケット売り場、乗降場、休憩所などは1日3回以上集中的に防疫消毒を行う。

 KTX、バスなど他の手段を利用してアクセス可能な主要地下鉄駅のうち、ソウル・チョンニャンリ(清涼里)・スソ(水西)駅をはじめ、高速バスと繋がっている高速ターミナル・カンビョン(江辺)・南部ターミナル・サンボン(上峰)駅などは、地下鉄保安官特別巡回などを通じて集中的に取り締まる計画だ。また、バス停6451か所、タクシー乗車台257か所、自転車駐車施設4854か所など公共交通機関に対する特別点検を実施する予定だ。

 この他にも、連休期間中にプライベートな集まりが増えることに備え、ソウル市はハンガン(漢江)公園などで大々的な特別取り締まりに乗り出す。例えば、漢江公園全域でマスク着用、ソーシャルディスタンス、5人以上のプライベートな集まりの禁止(18時以後3人以上禁止)、夜10時以後の飲酒禁止など感染症対策ガイドラインを破った場合、取り締まりの対象になる。

 各自治区も安全に秋夕を過ごせるよう非常勤務体制に突入する。防疫管理のため、保健所選別診療所および生活治療センター、疫学調査班を常時運営し、宗教施設や複合施設に対する現場訪問を実施する。また、救急診療の運営や連休期間中に診療している医療機関、薬局などを知らせる計画だ。

 一方、秋夕連休期間にソウル地域では救急医療機関、診療を行う病院、医院、薬局など1万968か所を指定・運営する。66の救急医療機関と総合病院の救急は、通常通り24時間運営している。

 連休に町内で診療を行う病院・医院や薬局は、電話、インターネット、スマートフォンのアプリで簡単に確認可能だ。120(ダサン コールセンター)、119(救急センター)に電話をかけるか、スマートフォンアプリ「救急医療情報提供(e-gen)」またはソウル市、自治区、中央救急医療センターの各ホームページで確認が可能だ。
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