軍隊にまん延する性暴力、韓国野党議員が指摘(画像提供:wowkorea)
軍隊にまん延する性暴力、韓国野党議員が指摘(画像提供:wowkorea)
この5年間、韓国軍の未決収容施設(裁判の判決が確定しない者を収容する施設)の収容者のうち10人に約4人が、性暴力事件に関与していることが明らかになった。

 19日、国会国防委員会所属のソン・イルジョン「国民の力」議員が国防部から受け取った資料によると、この5年間、軍内の未決収容室に収容された人数は951人だった。具体的には△性暴力347人△軍の勤務離脱272人△その他105人△暴行59人など。性暴力の関連者は36%に当たる。

 最近5年間に軍内の未決収容室で発生した事件・事故は、△収容者による暴行4件△自殺未遂2件△自殺1件△暴動1件であることが分かった。

 これは、今年8月2日にソン議員をはじめとする野党議員らが未決収容施設を訪問した席で、「事故を予防し、管理監督を徹底的に行うためには、パトロールの間隔を短縮するべきだ」というソン議員の指摘を裏付ける結果となった。

 ソン議員は「未決収容室収容者の罪名を確認した結果、軍内の性暴力事件が最も頻繁で深刻な犯罪ということが改めて明らかになった」とし、「国防部は性犯罪が根絶されるように、もっと努力しなければならない」と述べた。

 それとともに「軍内の矯正施設で自殺を図り、刑務官に暴行を加えるケースもあったことが明らかになった」とし、「各軍警察は収容者の管理に万全を期さなければならない」と指摘した。
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