水素燃料電池トラック「エクシェント」(画像提供:wowkorea)
水素燃料電池トラック「エクシェント」(画像提供:wowkorea)
現代自動車は、ガソリン車など既存の内燃機関車も継続して販売はするものの、生産中止などの過程を経て2035年まですべての商用車をバッテリーもしくは水素自動車にする。海外市場の場合は、パートナーシップ提携による進出拡大を通じて先進国市場から次第に電動化を進める計画だ。2035年まで欧州で、また2040年まで韓国と米国など主要市場で、それぞれ販売する全モデルの自動化を目指している。

同社が積極的に車両の電動化を進めるのは、次世代自動車産業における主導権を握るためと分析できる。

現代自動車は既に1998年からチョン・ウィソン(鄭義宣)会長主導で水素関連の研究開発を始め、2005年には水素燃料電池の国産化に成功した。2013年には世界で初めて水素自動車「ツーソンix35」、2018年には燃料電池自動車「ネクソ」を販売し、これまで累積1万5000台以上を販売している。昨年からは、世界初の水素燃料電池トラック「エクシェント」をスイスに輸出しており、来年上半期には韓国でも量産する計画だ。

このほか完成車業界において、脱内燃機関を避けられない流れになっている点も、今回の決定に影響を与えた。業界の関係者は「電気自動車(EV)などエコカーは主流ではなく、もはや必須となっている。韓国最大手の現代自動車が大衆化を先駆けようとしている」と話した。

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