同社が積極的に車両の電動化を進めるのは、次世代自動車産業における主導権を握るためと分析できる。
現代自動車は既に1998年からチョン・ウィソン(鄭義宣)会長主導で水素関連の研究開発を始め、2005年には水素燃料電池の国産化に成功した。2013年には世界で初めて水素自動車「ツーソンix35」、2018年には燃料電池自動車「ネクソ」を販売し、これまで累積1万5000台以上を販売している。昨年からは、世界初の水素燃料電池トラック「エクシェント」をスイスに輸出しており、来年上半期には韓国でも量産する計画だ。
このほか完成車業界において、脱内燃機関を避けられない流れになっている点も、今回の決定に影響を与えた。業界の関係者は「電気自動車(EV)などエコカーは主流ではなく、もはや必須となっている。韓国最大手の現代自動車が大衆化を先駆けようとしている」と話した。
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