韓国メジャー大会の完全優勝で通算15勝目を飾ったチャン・ハナのティーショット(画像提供:wowkorea)
韓国メジャー大会の完全優勝で通算15勝目を飾ったチャン・ハナのティーショット(画像提供:wowkorea)
2021年のKLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)ツアーの20試合目であり、メジャー大会となる「KB金融スターチャンピオンシップ」(賞金総額12億ウォン=約1億1200万円)が、キョンギド(京畿道)イチョン(利川)市のブラックストーン利川ゴルフクラブにて9日から4日間開催され、チャン・ハナが優勝して通算15勝目を飾った。

チャン・ハナ の最新ニュースまとめ

 USLPGAツアーで活躍中のパク・インビ、チョン・インジと、ことし韓国でシーズン6勝を収めて注目されたパク・ミンジ、ことしの優勝はまだないものの、いつ優勝してもおかしくない実力者チェ・ヘジン、ディフェンディングチャンピオンのキム・ヒョージュなど国内外を代表するスター選手が総出動して関心を集めた。

 チャン・ハナは、初日から1位をキープして完全優勝を果たし、賞金2億1600万ウォン(約2000万円)を獲得。通算賞金額は55億600万ウォン(約5億1500万円)に達した。

 優勝後の記者会見でチャン・ハナは「足首の負傷が完治しておらず、慎重にラウンドを進めていった。パッティングの一つ一つに気を使った。トップを維持しながらも、緊張の糸を切らさないことが優勝の秘訣だった。ファンの皆さんに秋夕(チュソク/中秋節)の良いプレゼントができたようでうれしい」と語った。

 ホストプロのパク・インビとチョン・インジが出場したが、残念ながら優勝カップは手にできなかった。しかしアマチュア時代から韓国代表として活動するKB金融グループ所属の現役高校生イ・イェウォン(18)が、推薦資格で出場して14位という好成績を残し、正式にプロデビューする来シーズンの新たなスター誕生を予感させた。

 KB金融グループは、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって無観客で大会を開催し、会場を訪れることのできないゴルフファンのために韓国のゴルフ大会で初めてメタバースをオープン。ファンがアバターを作って大会への参加経験を共有しながら新しい体験ができるようにして、大会の会場がある利川市と様々なコラボプログラムを実施した。
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