菅義偉首相が今月29日に予定されている自民党総裁選挙に出馬しないことを決め、事実上、辞任の手続きを踏む。
3日の共同通信やNHKなどは、自民党関係者の話として、菅首相がこの日の自民党臨時役員会議で総裁選挙に出馬しない意思を明らかにしたと報じた。
菅首相はこれに関して取材陣の質問を受けたが、特に答えなかったという。
議院内閣制の日本では、与党である自民党の総裁が首相に選出されるシステムを取っている。
これに先立ち、自民党総裁選挙管理委員会は菅首相の自民党総裁任期満了(9月30日)に伴い、9月17日に告示、同月29日に投開票するという総裁選挙日程を確定した。自民党所属の国会議員383票と党員・党友383票を合わせた766票のうち過半数の票を得た候補が当選する。
菅首相は昨年9月、安倍晋三前首相が健康上の理由で退任した後に政権を担ってきた。菅首相はこれまで「時期が来れば当然出馬する」と、続投の意思を明らかにしてきた。また、人事を通じて内閣と自民党執行部を刷新し、総裁および衆院選挙に出馬する計画だった。
しかし、政権発足後、自らの支持率が最低記録を更新し続け、自身が支持した候補が横浜市長選挙で落選するなど、悪材料が続いた。
特に最近、日本国内の新型コロナ拡散の影響と関連して“政府の対応の失敗論”が浮上し、内閣に対する国民の支持率も急激に下落していることも続投に際する大きな負担として作用したと、現地メディアは見ている。
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