米国の看護師「貴重な体」…新型コロナ後の給与が3倍に跳ね上がる(画像提供:wowkorea)
米国の看護師「貴重な体」…新型コロナ後の給与が3倍に跳ね上がる(画像提供:wowkorea)
米国ヒューストンで看護師として働いていたA氏(45)は、新型コロナウイルスのパンデミック(大流行)までは、病院の集中治療室で勤務し、1時間当たり45ドル(約5000円)の給与を受け取っていた。しかし、現在はテキサス州にある病院の集中治療室で時給120ドル(約1万3000円)を受け取っている。わずか1年半の間で給与が3倍ほど上がったのだ。

ウォールストリートジャーナル(WSJ)は29日(現地時間)、「新型コロナウイルスのパンデミック以降、米国看護師の雇用市場が大きく変わった。人材が不足し、看護師の人件費が2~3倍ほど上昇した。一部の病院は長期勤務契約を締結した看護師たちに前例のないサイニングボーナスも支給している」と報道した。

保健人材の就職を斡旋するビビアンヘルスによると、パンデミック前の2019年12月の添乗看護師(travel nurse)の平均給与は1週間当たり1600ドル(約17万5000円)だった。しかし、1年後の昨年12月には3500ドル(約38万5000円)以上に跳ね上がった。

これはパンデミック以降、多くの看護師が添乗看護師を希望し、ニューヨーク市など新型コロナウイルス患者が多く集まる地域に職場を移しながら現れた現象だ。忙しい時期に一定の期間だけ働いてその職場を離れても危機手当を含めて多くの給与を受け取ることができるうえに、困難な地域社会を助けることができる機会という点が添乗看護師としての選択に影響を及ぼしているという分析だ。
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