「接種模範国」イスラエルもデルタ変異で感染者急増...シンガポールの「ウィズコロナ政策」に注目=韓国報道(画像提供:wowkorea)
「接種模範国」イスラエルもデルタ変異で感染者急増...シンガポールの「ウィズコロナ政策」に注目=韓国報道(画像提供:wowkorea)
ワクチン接種完了率70%を達成したシンガポールが日常復帰を推進し、「ウィズコロナ」時代に近づいた。

ウィズコロナとは、新型コロナウイルスの完全終息が不可能であることを前提に、インフルエンザのように管理する防疫対策を意味する。

シンガポールの姿を羨望する見方もあるが、新型コロナウイルス再拡散を懸念する声も依然として残っている。

シンガポールと同様に「接種模範国」とされていたイスラエルでデルタ変異による大規模な再拡散が起こっているからである。シンガポールの今後は、ウィズコロナ政策が試金石となる見通しである。

ブルームバーグ通信など外信によると、シンガポールは今月10日からソーシャルディスタンス政策を緩和した。ワクチン接種を終えた市民は、最大5人まで集まって外食することができる。

新型コロナ感染高リスク国への渡航歴がある外国人労働者や家族も、ワクチン接種を終えれば入国許可を出すことにした。

デルタ変異が拡散しているにも関わらず、シンガポールがソーシャルディスタンスを緩和したのは、国民の70%がワクチン2次接種を終えているからである。

ただし、シンガポールが日常に復帰できるかどうかはまだ分からない。これに先立ち、高いワクチン接種率を記録し防疫措置の緩和に乗り出したイスラエルでは、デルタ変異による新型コロナウイルスの感染者が爆発的に増加しているためである。

英国オックスフォード大学の統計情報サイト「アワー・ワールド・イン・データ」の集計によると、イスラエルのワクチン接種完了率は62.3%に達している。

エルサレムポストなど現地メディアによると、今月9日基準でイスラエルの新規感染者数は6275人と集計された。ことし2月8日以降、最多となった。重症患者や死亡者まで続出している。

ことし6月まで、イスラエルの新規感染者数は1桁だった。イスラエルは感染者が減り、4月には屋外でのマスク着用を解除し、6月にはワクチン接種の有無にかかわらず、屋内外の公共施設や商業施設を制限なく利用できるよう防疫指針を緩和した。

しかし、デルタ変異が拡散し、屋内外でのマスク着用が義務付けられ、ワクチン未接種者の公共施設の出入り制限など一部の防疫場措置を強化した。最近では、高齢者などを対象に、ワクチンの追加接種(ブースターショット)を実施している。

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