1~6月に検挙された薬物事犯は前年同期に比べ約8.6%増加した(イラスト)=(聯合ニュース)
1~6月に検挙された薬物事犯は前年同期に比べ約8.6%増加した(イラスト)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府の国務調整室が外交部や食品医薬品安全処、大検察庁(最高検)、関税庁、警察庁などと共同で10日に発表した報道資料によると、1~6月に薬物の違法な供給・投与で検挙された薬物事犯は7565人で、前年同期に比べ約8.6%増加した。このうち1138人が逮捕された。

 薬物事犯のうち19歳以下は277人で前年同期の約2.5倍に上り、青少年の薬物誤用・乱用が深刻化していることが明らかになった。

 また、新型コロナウイルス流行の影響でダークウェブと呼ばれる闇サイトや交流サイト(SNS)を介した非対面の薬物取引が増え、国際郵便や急送貨物便を利用した薬物取引の摘発件数も前年同期比283%増の605件となった。

 薬物の押収量は、アヘン、ヘロイン、覚せい剤のメタンフェタミン、合成麻薬MDMAなどの向精神薬が143.2キロ、大麻が49キロだった。前年同期に比べ、向精神薬の押収量は177%、大麻は227%、それぞれ増加した。

 国務調整室は、今後も取り締まり機関同士の協力システムを一層強化し、密輸入の根絶を目指して外国の捜査機関との国際協力を深めていくとしている。


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