【ソウル聯合ニュース】韓国雇用労働部の勤労福祉公団は6日、新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた後に四肢まひの症状が出た准看護師に対し労働災害を認定したと明らかにした。韓国で新型コロナワクチン接種の副反応による健康被害に労災が認められた最初のケースとなる。

 この40代の准看護師は京畿道内の病院で勤務していた。3月12日に英アストラゼネカ製ワクチンの接種を受けた後、両目でものが二重に見える両眼複視と、四肢まひの症状が現れた。免疫反応の異常により起こると考えられる急性散在性脳脊髄炎と診断された。

 公団は「新型コロナワクチンの優先接種対象に該当する准看護師として事業場の積極的な案内に従ってワクチン接種を受けた点、接種が業務時間内と認められる点、接種しない場合は業務遂行が困難だった点などを照らし合わせると、業務と関連する接種だったと認定できる」と説明した。副反応が誘発されるような基礎疾患などがなく、接種から副反応が誘発されるまでの時間的な関連性も認められるとした。


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