ソウル市は公共交通機関の夜間の減便を行っている(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル市は公共交通機関の夜間の減便を行っている(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)で新型コロナウイルス感染防止策「社会的距離の確保」のレベルが最も高い第4段階に引き上げられて以降、ソウルの地下鉄とバスの乗客が減少したことが5日、分かった。ただ、時間がたつにつれて減少幅は鈍化している。 ソウル市とソウル交通公社によると、第4段階の措置が始まった先月12日から今月1日まで3週間のソウルの地下鉄利用客は延べ9939万9986人で、それ以前の3週間に比べ16.9%減少した。同期間のバスの利用客は延べ6111万940人で12.7%減った。 こうした公共交通機関の利用客減少は、移動需要の減少に加え、ソウル市による夜間の減便も一因と分析される。市は新型コロナの感染拡大を受け、先月8日からバス、9日からは地下鉄の午後10時以降の運行本数を20%減らしている。 第4段階措置が始まって以降の週間利用客数も減少傾向を続けているものの、減少率は鈍化した。 第4段階措置の1週目(7月12~18日)の地下鉄利用客は前週に比べ12.6%急減したが、2週目(7月19~25日)は0.5%、3週目(7月26日~8月1日)は1.3%の減少にとどまった。 同期間、週ごとのバス利用客の減少率は10.3%、0.6%、1.2%となり、地下鉄と同様の傾向をみせた。
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